2021年03月29日

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第1890例会

 

 

リーガロイヤルホテル広島

クラブフォーラム(職業奉仕)
「職業奉仕について」

 

 

 

 

大井 太郎職業奉仕委員長

 

 

 ロータリーの目的は「日々の仕事を通して世の中に貢献するために、奉仕の心を育て工場させる」とあり、職業奉仕とは「職業を通して社会のニーズをほぼ完全な形で満たせるよう努力を重ね、事故の職業の品位と道徳水準を高め、社会から村長される存在にすることができる」ということ。一点気になるのが、「奉仕」という言葉の意味です。奉仕という言葉には3つの意味があり、「神仏、主君に謹んで仕えること」、「商人が品物を安く売ること」、「利害を離れ、国家や社会に尽くすこと」とあり、職業柄「商人が品物を安く売ること」を第一に思い浮かべてしまいますが、ロータリーの奉仕は「利害を離れ、国家や社会に尽くすこと」であり、自分の認識を改めました。
 職業奉仕として具体的に行う事は、下記の5項目とロータリー辞典にはあります。
1.職業奉仕に関する情報を年に3回ないし6回委員会が提供し、会員とともに話し合う
2.会員に対し関係する業界、学協会、職場、地域社会において「奉仕の理想」にかなう
  行動を起こすにはどうすればよいかをともに考える
3.単なる職業紹介でなく職業倫理・道徳に照らしての成功例・失敗例等の卓話・フォーラム
  を行う
4.ロータリーに関する勉強会を委員会主催で行う
5.会員の職業(専門的知見)を生かした奉仕(出前授業、職場体験学習、よろず相談等)を行う
 私は、たまたま2015年に広島工業大学で大学3年生に臨時講師として「働くことの意義、社会で求められる能力とは」という講義を行っていましたので簡単に紹介します。
社会人に必要なスキルは1.テクニカルスキル2.ヒューマンスキル3.コンセプチュアルスキルの3つであり、特に3のコンセプチュアルスキルは会社全体を俯瞰する能力、応用力を指します。社会人は自分で解答を探し求めなければなりません。1+1=2ではなく、3になったり0になったり、学生の勉強とは違い、型に嵌った考え方では社会人として通用しません。また、4年後、7年後、10年後にどんな自分になりたいのかを書き出し、その時に必要なスキルを考えて下さいと学生全員に書いてもらいました。
 このような活動を通じて自分自身だけでなく、会社として日本はもとより世界にどのように貢献できるのか。1歩ずつ着実に前進していかなければと職業奉仕委員長を拝命して改めて考えさせられました。

 

 

 



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