2018年09月10日

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第1808例会

 

 

場所:リーガロイヤルホテル広島

ゲスト卓話「楽しく元気に過ごすために」

 

 

 

 

株式会社 元気ドットコム21 田濱弘継 様

 

 現在、私が取り組んでいることは、@『心と体の免疫力』を高めて、いかに楽しく元気に過ごすか。そして、職場・家庭で実践することで、A企業の「健康経営」に繋げることが出来るのではないか、と言うことです。その結果として膨れ上がる日本の医療費も削減できるのではないでしょうか。
 私は、東京の乳業メーカーに就職して健康食品の素材の開発をしておりました。思うところがあり、職を辞して地元の広島に戻りましたが、縁あってフコイダン(もずく由来ヌルヌル成分)と出会い、12年前に健康食品の企画・販売会社を立ち上げました。フコイダンをベースに開発した商品を背負い、飛込み営業で1日100件〜200件(留守を含む)を自転車で回りました。
 営業する中で学んだ事:理想と現実、医療の実態、「(薬や健康食品など)体に良いものを飲めば何とかなる」と言う考え方の蔓延・・・。あっという間の10年間でした。
現在、日本の医療費は年々膨れ上がり、国債依存の借金で国の経済を回しています。このままいけば日本は確実に破綻します。このことは、医療関係者のせいだけにはできません。私達の健康に関する意識が間違っている証拠だと感じるようになりました。現在の医療は、自分の生活習慣・食生活の乱れを棚に上げて、病気になったら病院に行って薬を飲む事(足し算)に走り過ぎています。
 医療先進国の中で近代西洋医学偏重から切り替えられないのが日本です。近代西洋医学と、それ以外の代替医療(漢方薬、鍼灸、整体、アーユルベーダ、リンパマッサージ等)を積極的に医療に取り入れる、いわゆる「統合医療」が世界のトレンドになっています。私はこの「統合医療」を推進すると同時に、「お任せ医療」をやめて、自分の意志で「統合医療」を実践し、本来ヒトが進化の中で身に付けてきた『心と体の免疫力』を積極的に利用して、楽しく人生を過ごせるのではないかと考えるようになりました。
 ではどうやって『心と体の免疫力』を高めることが出来るのか。1990年代から「成人病」は「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。病気は、年齢のせいではなく、生活習慣・食生活の乱れた結果だと言うことの再認識が重要でした。良いことの利用(足し算)と同時に生活習慣や食生活を見直すこと(引き算)でかなりの確率で改善の効果が出るようになりました。
 健康法はたくさんありますが、「一番大事なものを光らせる」、と言う考え方が私は好きです。つまり、免疫力を支える一番大切な臓器は何なのかを知り、環境を整える(光らせる)ことが一番の近道ではないかと。その臓器は『小腸』で、一番病気になりにくい臓器です。今の日本の医療では、病気にならない臓器の専門家はいません。メディアに取り上げられるようになったのは極々最近です。
小腸の環境作りをするには、@温める(冷やさない)、A粘膜表面をきれいに保つ、Bそこに棲みつく腸内細菌を元気にする(善玉菌を増やす)、C体と腸内細菌の為に良い「エサ」を摂る(良い食事をする)、D規則正しい生活習慣を身に付ける(自律神経のバランスを整える)等、です。
 そうこうするうちに、小腸の環境が整い、精神的にも安定し、クヨクヨする事が減り、前向きな発想が出来、コミュニケーションも活発になり、楽しく生きることに近づけると確信に変わりました(思い込みも含めて・・・)。
 もう一つ、昨年から取り組んでいることは、企業、特に中小企業の「健康経営」に関する事業です。社員の健康を資産と考え、企業が積極的に社員の健康問題に取り組んでいく考え方です。具体的にどうするのかと、昨年の秋にいくつかセミナーに参加してみました。健康診断とストレスチェック、専門家のカウンセリング、コミュニケーション活動などが主な内容でした。私は大事なことが不足していると感じ、自分で企画して取り組むことにしました。(詳細は省略)最近急激に増加している心の病気も、重症になる前に、改善すべきところを自分の意志で改善できればそんなに難しいテーマではないと感じています。

 

 

 

 

 



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