ご挨拶
2018-19年度第2710地区ガバナー、尾道ロータリークラブの吉原でございます。本日は公式訪問に際し、皆様の友情あふれる暖かい歓迎を賜り、心より感謝申し上げます。
今年度は、皆様と共にロータリー活動の推進・普及に全力で取り組んで参りますので、どうぞ、ご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
訪問クラブについて
まず、今日点鐘に使用しました、ゴールデンゴングは、100周年を迎えるに当たり、34地区それぞれに配られた物です。ガバナーが公式訪問の際に必ず鳴らすという事になっています。全ての公式訪問が終わった際には、34個全てのゴールデンゴングを溶かして、1つの大きなゴングを作る予定だという事です。
皆様のクラブは、会員数も多く、また女性会員も5名おられるという事で、会員増強も進んでいるため、他のクラブからのモデルになるクラブだと思います。今年度の会長方針は縁を大切にという事についてですが、是非取り組んで更にクラブを発展させて頂きたいと思っています。
RI会長の強調・伝達事項及びロータリー賞
さて、国際ロータリーの当地区における唯一の役員であるガバナーには公式訪問に際して、バリー・ラシンRI会長テーマ及び会長協調事項を伝達するという義務が課されています。又各クラブからの意見をRIに伝えるメッセンジャーの役割も持っています。
RI会長は1月にサンディエゴで開催された国際協議会で次のテーマを上げられました。
「BE THE INSPIRATION」 「インスピレイションになろう」
色々の解釈があると思いますが私は「鼓舞する人」「感化し・自信を取り戻させる人」としました。また、「ロータリーのビジョン声明」も採択されました。
「私たちは、世界で、地位社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています」
奉仕における「持続可能性」をロータリーでの合言葉としましょう。真剣にそう思うなら、10年後、20年後、50年後、または100年後の世界、私たちの活動が終わった後(この世を去った後)にも末永く続く変化を生みます。私たちが決して会うことのない人、最愛の人を含め子や孫たちの世代の人に対しての変化をもたらしましょう。RI会長はバハマ人で日本と同じように島国出身です。国土の80%を海抜1m以下で現在の予想によると西暦2100年までに海面が2m上昇すると、バハマや日本のような多くの島、世界中の湾岸都市が水没してなくなると心配され、地球温暖化を中心とする環境問題にも力を注いでおられます。
バリー・ラシンRI会長の目標
優先項目1「クラブのサポートと強化」に関する目標
1、現会員を維持する
2、クラブの会員数を増やす
3、新クラブを結成する
4、女性会員、40歳未満の会員、ロータリーに入会するローターアクターの数を増やす
優先項目2「人道的奉仕の重点化と増加」に関する目標
5、ポリオ撲滅活動への現金寄附と地区からのDDF寄付を増やす
6、DDFを利用した地元や海外での地区補助金ならびにグローバル補助金を増やす
7、インターアクトとローターアクトが地元のロータリークラブや地域社会と一緒に、
奉仕プロジェクト(環境関連プロジェクトを含む)に参加するよう促す
8、年次基金への寄付を増やし、2025年までに20億2500万ドルの恒久基金を達成する
優先項目3「公共イメージと認知度の向上」に関する目標
9、ポリオ撲滅におけるロータリーとロータリアンの役割の周知を図る
10、ロータリーへの認識を高め、「世界を変える行動人」キャンペーンを推進する
11、ロータリーショーケースとアイデア応援サイトを利用をしたり、クラブ史を記録することで
ロータリークラブのプロジェクトに対する認識を高める
また、本年度は「会長賞」と呼んでいた賞が「ロータリー賞」と改変されることになり、昨年度同様、中核的価値観に基づきロータリーの戦略的優先事項を支えるために、次に挙げられた活動項目を達成されたクラブを称えることになりました。
1. クラブのサポートと強化
2. 人道的奉仕の重点化と増加
3. 公共イメージと認知度の向上
この中から一定の項目を達成されると「ロータリー賞」を貰えることとなりますが、そのためには各クラブがロータリー・クラブ・セントラルへの登録・更新が必要となります。ぜひ、クラブセントラルの情報を登録し、ロータリー賞にチャレンジしてください。また、クラブセントラルに登録することによって、クラブ内での情報の共有・蓄積も可能になりますので活用してみてください。
ガバナー強調事項
1、ガバナー信条
「輝こうロータリー ふたたび!」
2、基本目的
「仲間を増やそう、すべてはそこから始まる」
3、重点運営方針
@ 前年度に継続して2016年規定審議会での決定事項の各クラブへの深化と情報収集
A クラブの活性化を支援し、新クラブを設立し、会員増強する(特に女性・若人)
B がん予防の普及推進とモニタリング
C ロータリー財団への寄付と補助金の積極的な活用
D 好ましい公共イメージを推進し、地区のスポークスパーソンとなる
E 地区戦略委員会とクラブ戦略委員会との連携・協力
F 米山記念奨学会事業の理解と支援
G インターアクトクラブ、ローターアクトクラブ、RYLA、青少年交換の増強・支援
H IT、SNSの活用促進
4、地区、各クラブにおいて達成すべき目標
@ 会員増強(会員数51名以上のクラブ純増2名以上50名以下のクラブ純増1名以上)
A RI会長賞へのチャレンジ
B ロータリー財団支援
ポリオ・プラスへの支援 35ドル/1名 以上
年次基金 150ドル/1名 以上
恒久基金 ベネファクター1名以上/クラブまたは1,000ドル以上/クラブ
ロータリーカードの理解と普及
C 米山記念奨学会支援 16,000円以上/1名
本年度の地区ガバナー信条を「輝こうロータリー ふたたび!」基本目的を「仲間を増やそう、すべてはそこから始まる」といたしました。
以前、日本で占めていた1〜3ゾーンのうち、阪神・淡路大震災や東日本大震災からの会員数の減少により、この度のゾーン編成では、ゾーン1にインドネシア、バングラディッシュ、パキスタンが入りゾーン1bが形成されました。これらを受け、2年後から2年間は日本から選出されるRI理事は1名となり、それに伴い、RI研修リーダーをはじめ様々なRI役員が削減され、日本の意見がRIに反映されることが難しくなっていきます。なんとか、次のゾーン見直しまでに以前のように3ゾーンとも日本人で奪還したいという思いから、本年度は地区内新会員全員に、入会記念バナーを贈る計画です。このバナー(氏名・クラブ名・入会年月日を明記)をクラブ入会式、ガバナー公式訪問での入会式などクラブ会員の前でのイベントで贈呈し、新会員のモチベーションを高めたいと思います。私たちが大切にしている「決議23‐34」や職業奉仕の理念がRIの中でどんどんと忘れ去られていっている現状を憂い次のゾーン改定までに何とか以前のように3ゾーンを日本で形成するようになろうと思い今更ながら会員増強(質・量とも)に力を注ぐこととしました。
また、国際ロータリーはここの所、会員数や積極的な奉仕活動も伸び悩み、進歩を止めているように思えます。会員減少を止める方策として、2016年の規定審議会で大胆なクラブの柔軟性を認める変革をしました。しかし、会員数の減少(2016年規定審議会変更後・約5000人減少)に歯止めがかからず、さらにクラブ間格差も話題に上っています。「これを変えてはロータリーでなくなる」課題と「これを変えなければ生き残れない」課題を、クラブ戦略計画委員会で真剣に検討していただきたいと思っています。
地区大会参加のお願い
@記念ゴルフ大会 2018年10月19日(金) 尾道うずしおカントリークラブ
A本会議 1日目 2018年10月20日(土) 尾道国際ホテル
B本会議 2日目 2018年10月21日(日) びんご運動公園
国際ロータリー第110回年次大会 2019年6月1日〜5日 ドイツ ハンブルグ
皆様方には、RI会長テーマとガバナー信条を充分に理解していただき、クラブの目標を達成されますことを、切に願います。
ロータリーは岐路に立っています。輝ける明日に向かってINSPIRATIONになります。
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