2017年08月07日

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第1761例会

 

場所 : リーガロイヤルホテル広島
タイトル : 「ガバナー公式訪問」 
      2017-18年度第2710地区ガバナー 藤中 秀幸 様

 

 

 

 

 

 

 2017-18年度の第2710地区ガバナー、岩国中央ロータリークラブの藤中でございます。今年度、微力ながら皆様と共にロータリー活動の推進に全力で取り組んで参りますので、ご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。 本日は会長、幹事様をはじめ皆様から友情あふれる温かい歓迎を賜り、心から感謝申し上げます。

  さて、国際ロータリーの当地区における唯一の役員であるガバナーには公式訪問に際して、イアンH.S.ライズリーRI会長が掲げられたRIテーマ及び会長強調事項を伝達するという大きな義務が科されています。 

 RI会長は1月に開催された国際協議会で次のテーマを掲げられました。
  「ROTARY:MAKING A DIFFERENCE」
  「ロータリー:変化をもたらす」

 RI会長は、国際協議会において20年前の自らのガバナーとしての1年間を振り返り、「ロータリアンの仲間たちと過した365日が私の人生を変えました。その1年間に、ロータリーの奉仕によって可能となった変化、即ち、その奉仕活動の対象となった人々や地域社会の変化を目の当たりにし、自分がしっかりと役目を果たせば、地区が人々の人生のみならず自分自身に変化をもたらすことを知りました。」と語り、ロータリーが末永く存続し、その重点分野と計画立案において持続可能性と継続性を保つためには、国際ロータリー理事会が戦略計画で定めた3つの戦略的優先事項、(1)クラブのサポートと強化(2)人道的奉仕の重点化と増加(3)ロータリーの公共イメージと認知度の向上を達成することが大切であると強調され、更に環境問題を踏まえ地球の持続可能性についても触れられ、「環境に対する良心」を呼び起こしたいとロータリアン一人が少なくとも一本の植樹をするよう提唱されました。
 そして「ロータリーとは何ですか?」という問いに対して、私たちは行動をもって応えたい。奉仕を通じて変化をもたらすことによって!と述べられ具体的目標を提示されました。主な目標は

1.クラブのサポートと強化について
 イ.ロータリークラブ・セントラルの積極的活用クラブの目標と達成状況を知ることができ、クラブの意欲を喚起することができる。また、マイ・ロータリーを通してロータリーの貴重なリソースの活用ができる。
 ロ.クラブの具体的な課題としては、
  @男女会員のバランス
  Aロータリアンの平均年齢 が問題です。
   1989年規定審議会がロータリーに女性の入会を認める採決をして28年経ちます。しかし、女性会員の割合は20%強に過ぎず、本年度ガバナー539名のうち女性は103名、19.1%です。又、40歳未満の会員も報告済み会員のわずかに5%、会員の大半が60歳以上。組織の繁栄、永続性にとってこれらの問題に優先的に取り掛かる必要があります。 

2.人道的奉仕の重点化と増加について
 ロータリーには6つの重点分野があり、そのすべてに不可欠な要素の一つが「持続可能性」です。ポリオ撲滅活動は、ロータリーのあらゆる奉仕のモデルとなるべき活動で他団体とパートナーシップを組むことで世界に対して奉仕のインパクトを大きくする最善の方法となっています。

 3.公共イメージの向上は、これらクラブのサポートと強化、そして人的奉仕の重点化と増加と相俟って、ロータリーとは何か、どんな活動をしているのかをより良く伝えることにより、ロータリーにふさわしい新会員の入会を増やすことができ、ロータリーの奉仕でより大きな成果を上げるために協力するパートナー団体を増やすことができます。

 RI会長賞は、地元や海外の地域社会で変化をもたらしているクラブの貢献を称える重要な賞です。会長賞をめざすことによって、クラブが元気に、そして地域が元気になります。是非とも会長賞をめざし、活発な活動をお願い致します。その際には、皆様の活動状況を、ロータリークラブ・セントラルを利用して記録し、進捗状況を把握して下さい。奉仕活動に費やした時間と資金を、ロータリークラブ・セントラルを使用することによりRIも皆様の活動状況を知ることができ、それがRI会長賞につながります。マイロータリー及びロータリークラブセントラルの積極的な活用をお願い致します。 

 次に、2710地区の活動方針についてです。2017-18年度、私はガバナー信条として「時代の変化の先頭に立とう!! ロータリーの心で地域の創生を!!」掲げました。目標は「ロータリーの元気は地域の元気」です。

 今日の世界と日本の政治、経済、社会の劇的な変化を鑑みたとき、私たち自身も変化する必要があります。将に「不易流行」です。先達が数々の経験から学び築き上げ、そして世界に拡がったロータリー。その基本理念であるロータリーの目的、また、中核的価値観である親睦、高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップをしっかりと認識しながら、少子高齢化、グローバル化が日々進展する地域社会でどのようなロータリー活動を行うべきか。

 私は、10の重点運営方針を掲げました。 
 2016年規定審議会で決定されたクラブ運営の柔軟性は、活力あるクラブにする為に是非とも検討して頂きたい事項です。クラブの置かれている状況により対応は異なるでしょう。女性会員や若い会員の増強も負担の軽減、例会の実施方法等の変更により大きくなる可能性があります。
 クラブ間やグループ間の連携も重要です。互いに共感し合える活動を連携し、地域社会により大きなインパクトを与えることができます。地域社会で奉仕活動するボランティア団体やNPO法人等との協力も必要です。田原直前ガバナーの提唱されたがん予防の普及・推進も2年目に入ります。次代を担う青少年に対し適切ながん予防を普及することは極めて大切な活動です。行政や医師会、教育委員会、父兄会等との連携は不可欠です。
 米山奨学生やローターアクター、インターアクターの協力を求めての合同活動もクラブの活性化につながります。ローターアクターは、今組織の維持に真摯に取り組んでいます。提唱クラブに限らずそれ以外のクラブもローターアクターを招くなど応援して頂ければ幸いです。活力あるすばらしい青年達です。よろしくお願い致します。財団については、ボリビアの水頭症への支援を、地区20クラブが参加して合同グローバル補助金として申請できたことに財団委員会をはじめ関係者の皆様に心から敬意を表します。今後も、補助金申請していなかったクラブにも呼びかけ、合同プロジェクトができるようになれば、ロータリーが地域や世界ですばらしい奉仕活動を行っていることが実感でき、ロータリーの幅の広さ、そして奥深さを知ることになり、財団への理解がもっと深まると思います。
 このように、世界や地域社会に寄り添った奉仕活動を通して、公共イメージと認知度の向上を図ることができれば、会員増強にも大きく寄与するものと思います。
 クラブの将来を考える戦略計画委員会の役割りも重要です。5年先、10年先のクラブのあるべき姿を思い描きながらこれまでの活動を棚卸し、クラブの英知としての役割りを果たして下さい。
 最後に、ロータリーの知的資産の蓄積と活用です。ロータリアンが充実感の持てた、他クラブにも誇れる奉仕活動、感動を受けた卓話等を地区公共イメージ委員会に報告して下さい。地区のホームページ、ロータリーの友等を通して紹介し、優秀な作品はガバナー特別賞を創設して進呈します。
  ロータリアンの皆様、ロータリーの元気が地域の元気です。多くのロータリアンが地域のリーダーとして活躍しています。皆様のクラブの特性を活かし、活力あるクラブにするためには連携と共感がキーワードになります。
 ロータリーの未来を語り合い、地域社会に、そして私達自身に変化をもたらす活動を展開して行きましょう。どうかよろしくお願い致します。

 

 

 

 



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