2017年07月03日

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第1757例会

 

場所 : リーガロイヤルホテル広島
タイトル : 追悼例会 「故栗栖会員偲んで」
卓話者 : 会長 嶋本文雄 君

 

 

 

 

 

 故栗栖昭夫(くりすあきお)会員は、1987年(昭和62年)3月故城本、大塚会員の推薦により広島中央ロータリークラブへ入会されました。最初の奉仕活動は親睦活動・SAAがスタートでした。1994年職業奉仕の理事、さらにクラブ奉仕の理事、2001年には環境保全の委員長、2004年には、神保会長の下で副会長として会長を助けられ、昨年度まで我々のクラブを支えられて来られました。
 ロータリーの受賞暦は、ポールハリス・フェロー、米山功労者〈第3回マルチプル〉を受賞されました。
 私は最近広島中央RCに入会し、故栗巣会員とは、いままで一緒に奉仕活動はできず、ゆっくりお話しする機会もありませんでした。しかし例会等でご挨拶すると必ず笑顔でこたえられ、私ことで恐縮ですが私を高校まで育ててくれた祖父の面影がありました。葬儀に出席させていただき、苦労されお仕事と学業を全うされ、立派なご家族をつくられたことを始めて知りました。そして人々に笑顔をはこぶお菓子づくりにはげまれた故栗栖会員でした。
 一方 故栗栖会員のロータリークラブに対する思いが、広島中央ロータリークラブ創立10,20,30周年記念誌にかかれてありました。10周年では「私こと入会後間もない(62年3月)ものですが例会日の月曜日が当初苦痛に感じることが稀にありましたが、最近は出席こそが唯一私のできる事だと気がつくこのごろです。健康第一で勤める積りで、できることならホームクラブ100%出席が目標です。」
 そして20周年の記念誌には「ロータリークラブに籍を置き、最も心がけていることが二点ある。一つは健康に留意して、心からロータリー生活を楽しめるようにすること。もう一点が、仕事にも直結する職業奉仕・四つの反省の真撃な受け入れと不断の実践である。ご承知のように四つの反省は、顧客に対して、競争者に対して、従業員にたいして、協力者に対して商売の原点を四つの観点から説いており、甚だ真理であることを痛感している。」
 そして30周年記念誌には、「クラブの原点は全出席、無事これ名馬。活発なクラブ奉仕や寄付にややほど遠い私ですが、出席からすべてが始まると思い、ホームクラブの出席を絶えず心がけています。30周年にあたりこれからも、同じきもちを失うことなく続ける決意です。」と綴っておられます。
来年中央ロータリーは創立40周年を迎えますが、栗栖会員のお言葉が聞けないのが、本当に残念で堪りません。我々ロータリアンは、栗栖会員のこの信念をもってさらにローアリーの奉仕を続けたいと思います。
謹んでご冥福をお祈りもうしあげます。


卓話者:赤羽克秀 君
 栗栖さん、西方浄土でお元気にお過ごしのことと存じます。
栗栖さんは私にとって修道高校の12級先輩、ロータリーでも私より8カ月早い、昭和62年3月入会という私の直前入会者としての先輩でありました。何かにつけて先輩として偉ぶることもなく親しく接していただき、アドバイスを受けたものです。
 例会でも同じ席になることが多く、晩年の食事が遅くなり歩行も困難になってこられたことを心配しておりました。
 まさかこんな早く逝ってしまわれるとは思いませんでした。
 このような先輩を失ったことは何とも寂しい限りです。
 生前、私は栗栖さんに対してロータリーのクリスマス例会において私が小さいころを思い出すことのできるケーキ、つまりクリームでバラの花びらを作り、仁丹のような甘い小粒を散らしたケーキを作ってほしいとお願いしたのを思い出します。
 栗栖さんは「いやー!もう作れんわい」と言っておられましたが、それが謙遜なのか、面倒臭いのか、本当に嫌だったのか、今ではもう確認することもできず、再度おねだりすることもできなくなってしまいました。
 しかし、栗栖さんに対するこの私の願望を御子息にぜひ実現していただきたいと願って おります。つまり、お父さんの跡目を継いで、是非御子息に入会していただきたく思う次第です。バラの花びらのケーキを作ってほしいというのではありません。父上の跡を継いで我々のロータリークラブで活動していただきたいと思っております。
 御子息の入会を期待しながら、栗栖さんの御冥福をお祈りいたします。
 合掌

卓話者:古澤宰治 君
 栗栖会員は、私を広島中央ロータリークラブへ入会させて頂いた紹介者になります。私の所属先である広島製菓専門学校は、パティシエを養成する専門学校です。栗栖さんは、2000年に学校を立ち上げる際の、広島県洋菓子協会の会長をされておりました。私が、開校の挨拶にボストンに伺ったのが、栗栖さんとの初めての出会いでありました。その時、栗栖さんの次男さんと同じ高等学校で同級生だったと、初めて知りました。今を思えば、なにかと縁が深い関係でした。
 また、あまり皆さんが知らないエビソードを申し上げますと、10年以上前に、広島県洋菓子協会の関係でヨーロパ研修に行った際、栗栖さんは、朝食の時からホテルの方にビールをオーダーするといった、大変お酒の好きな方でした。非常に優しく、人間味のある方でした。

 

 

 

 



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