2017年02月06日

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第1738例会

 

タイトル : ゲスト卓話「ラジオと暮らし」
卓話者 : (株)中国コミュニケーションネットワーク
      FMちゅーピー社長 小野浩二様
  

 

 

 

本日はお招きいただき、ありがとうございます。
FMちゅーピーの社長を務めている小野浩二です。
ロータリークラブの卓話は、1994年の広島アジア競技大会の担当をしていた当時に何度か招いていただいたことがありますが、今回は約20年ぶりです。

FMちゅーピー社長 小野浩二様

 

 

 私は元は中国新聞の記者で、本社で主として広島県庁や広島市役所、東京支社で総理官邸や自民党本部など政治畑を担当。国政や知事、市長などの選挙を担当する機会が多くありました。編集委員、論説委員室などを経て昨年秋に定年退職し、FMちゅーピーに勤務しています。
 さて、本日のテーマは「ラジオと暮らし」ですが、最近私はほぼ半世紀ぶりにラジオをよく聞く生活を送っています。半世紀前というのは、安芸高田市向原町の小学校を卒業後中学高校の6年間、西区古江の広島学院の寮にいた頃。よく深夜放送を聴いていました。
 その後、学生時代や新聞社勤務の間は車の運転中にたまに聞く程度で、ほとんどラジオと無縁の生活でした。しかし、昨年からラジオを聴くようになり、日々の暮らしに役立つ生活情報の提供や、災害など緊急時に素早く情報を伝達する手段として、ラジオはなかなか捨てがたい役目があるということを改めて実感しています。
 現在、広島県内にあるラジオ局はAMがNHKとRCC中国放送の2局。FMは、県域放送がNHKと広島FM、RCC補完放送の計3局。コミュニティー放送が廿日市、東広島、尾道、福山、広島経済大、弊社の6局。かつて佐伯区にもありましたが10年ほど前に閉局。逆に現在、三原市で開局の動きがあるようです。
 コミュニティーFMは市区町村単位で許可が出る制度で、FMちゅーピーも許可エリアは広島市中区だけ。ただ、総務省が予想したほどには放送局が増えず、5年ほど前から隣接市区町村に電波を流してもいいということになり、弊社も西区、東区、南区に電波を流しています。実際は、西は宮島・大野町、東は海田町、北は可部辺りまで電波が届いているようです。
 コミュニティーFMは全国に302局、中国地方に20局あり、いずれも経営的にはかなり苦戦しています。しかし、弊社が番組を購入している東京FM関連のミュージックバード社によると、3年ほど前からラジオの聴取率は上向きに転じ、ラジオの広告収入も若干ですが増加傾向に転じているそうです。

 

 

 

 

 総務省や国土交通省も2011年3月11日の東日本大震災で被災者向けの生活情報提供にラジオがかなり役立ったということで、支援策を強化。弊社も国土交通省太田川河川事務所の災害関連番組などを流しています。
 さて弊社がより幅広いFMファン開拓のため行っている新たな取り組みの一つとして、広域連携の事例をご紹介しようと思います。
それは昨年世界遺産20年を迎えた厳島神社と、近い将来に世界遺産登録を目指している福岡県宗像市の宗像大社の連携強化を狙った対談番組の制作です。
 この二つの神社は、同じ三女神を祭っているということで古来、つながりがありましたが、3年前に広島市出身の元九州運輸局長、大黒伊勢夫さんが西鉄監査役に就任されたことで連携強化の動きが本格化。一昨年秋に福岡市であったシンポジウムで宮島観光協会長の中村靖富満さんがパネリストを務めたのを受け、弊社は昨夏、大黒さんと中村さんをスタジオに招いて1時間の特別番組「厳島と宗像」を制作しました。
 この特別番組は、本ロータリーにおられる平松整形外科病院の協賛を付けていただき、そうした縁で当時の広島県健康福祉局長の笠松淳也さんにも古代史のうんちくを語っていただきました。また、中村さんが専務を務めておられるFM廿日市に依頼して、弊社が制作した特別番組を廿日市エリアでも放送してもらいました。
 この放送に対して多方面から反響があり、事前告知をした上で再放送を流しました。弊社の放送は昨年4月以降、1日24時間、世界中のどこでもスマートホンやインターネットで聴けるようになっているので、要望のあった放送エリア外の歴史愛好家の方々にはその方法で聴いてもらうことができました。
 弊社は2カ月に一度の割合で番組審議会を開いていますが、その会合でもこの番組は高く評価していただき、委員長の木原康樹広島大副学長・前医学部長から両神社の連携をフォローする番組をさらに制作してほしいとの注文をもらいました。
 宮島と宗像の観光協会は1年ほど前から現地視察団を派遣するなど交流を深めており、弊社も宗像の世界遺産化に向け、両地域の橋渡しの一助になればと考えています。
 西鉄監査役の大黒さんは、初代観光庁観光政策部長や近畿運輸局長を歴任されたほか、大分県に事務局を置く物語観光行動学会の実質的主宰者。昨年秋にはJR九州の青柳俊彦社長や湯布院温泉観光協会会長の桑野和泉さんらを招いて大分市でシンポジウムを開くなど、多彩な人脈の持ち主です。
 弊社はその人脈などを頼りに今後、各方面との連携を強化し、リスナーの皆さんにより興味深い番組を提供できるよう鋭意努力したいと考えています。
 本日は、ラジオ放送の現状を紹介する機会を与えていただき、心から感謝いたします。

 

 

 

 



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