2018年08月26日

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国際ロータリー第2710地区 2018-19年度地区指導者育成セミナー報告書

 
日 時 2018年8月26日(日) 
場 所 ホテルグランヴィア広島


ロータリー財団米山奨学委員会委員長 児玉哲郎 会員

 前半は、ロータリー財団部門、後半は合同本会議に参加した。
ロータリー財団部門では、まずロータリー財団学友報告としてグローバル補助金奨学金を利用して、イギリスやオランダの大学に留学している奨学生の現況報告があった。引き続き、1)地区R財団委員会現況報告や2017−18年度地区シェアの状況、2)グローバル補助金、3)地区補助金、4)奨学金の順で、資料、スライドを用いて詳しく説明があった。グローバル補助金は3件の奨学金、2件のプロジェクトが承認され、地区補助金は17件、660万円が承認された。2710地区が73クラブから構成されていることから考えると、件数がまだまだ少なく、申請を期待しているとのことであった。また、地区補助金については、2019−20年度から負担割合の変更が行われると報告があった。すなわち、現在クラブキャッシュと地区補助金は、概ね1対1の割合であるが、次年度からはクラブキャッシュ1に対し地区補助金2の割合で実施されること、クラブキャッシュの最低額7万円以上、地区補助金の最高額は60万円まで、プロジェクト合計額には、上限はないとのことであった。また、地区補助金奨学生は1名/年以下とするとのことであった。
 後半の合同本会議では、基調講演として「ポリオ根絶への道 これまでとこれから」と題して、第3ゾーンEPNC第2690地区パストガバナーの松本祐二氏(益田西RC)の講演があった。まず、ポリオの歴史から始まり、病気について、ワクチンの種類、日本での流行の歴史とその対策の流れなど説明があった。次に、本題である国際ロータリーとポリオ撲滅活動の軌跡について、現在までの流れが解説された。国際ロータリーのポリオ撲滅活動は、1985年のポリオプラスがスタートとして一般に理解されているが、実はタイムズ誌2015年7月24日付けの記事には、「一世紀以上もポリオ撲滅の最前線に立ったのがロータリーです」との記載がある。これは、ロータリーの補助金第1号が国際身体障害児協会への寄金であり、その対象者にはポリオの障害児が少なからず含まれていたことを考えると改めて考察の深さを示すものであった。この講演内容のダイジェスト版をクラブ例会の卓話として紹介する必要性を感じた。講演後、古澤会長とともにクラブの卓話で使用する許可を講演者の松本氏から得た。

 

 

 

 



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